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マネジメントの課題

人前で話すことが苦手なリーダーへ 明日から、話すことが好きになる【3つの秘訣】

目次

あなたは、多くの人の前で話すことに不安を持っていませんか?

多くのリーダーが、人前で話すことに不安を持っているようです。研修に参加した受講者からも、「私は話すことが苦手で・・・」という声を頻繁に聞きます。かく言う私も、今でこそ人前で話すことを職業にしていますが、社会人になってから10年以上にわたって人前で話すことに強い「恐れ」を感じていました。私は人前で話す時にいつも2つの感情に揺さぶられていました。「うまく話すことができてスゴイと思われたい!」という願望と、「また失敗してだめなヤツと思われるのではないか」という恐れの気持ちです。そして結果は常に失敗でした。何百回という失敗を続けて心は委縮していました。

私は、話すときにこのような問題を抱えていました

あなたはどうでしょうか?話すことが苦手と感じている人であれば、誰もが似たような問題を抱えているのではないでしょうか?

そんな私が講師(話すことが職業)になれた理由

話すことが苦手なマネージャーへ

人前で話すことが苦手で何百回も失敗をし続けた私が、やがて講師という仕事に就いて、毎日人前で話せるようになりました。今でも話すことが得意とは思っていませんが、少なくとも過度な「恐れ」を感じることはなくなり、前向きな気持ちで聞き手の方々にわかりやすく話そう、ヤル気になってもらえるように話そうと取り組めるようになりました。

そのような私なりの体験を通してわかった「話すための秘訣」をお伝えします。あなたにとっても、より良い変化のきっかけになることを願って。

秘訣1:うまく話すことではなく、『強く伝えたい!』と思うことを話す

話すことに強い緊張を感じていた頃の私は、「うまく話すこと」を目的に話していました。聞き手に笑いが起きて、「さすがに話しが上手いな」と思われることを目的にして話しをしていました。つまり、相手のために話すのではなく、自分のために(自分が高く評価されるために)話しをしていたのです。

当時は、自分のために話しているということにさえ気づかずに、話すということに全く意欲的になれない状況が続いていたのです。いまになって考えてみますと、私にとっては「自分のために話す」ということにはまったく情熱が見いだせず、義務のような気持ちで嫌々話し続けていたのです。

そのような状態が何年も続くなかで、ある思いが浮かんできました。それは「誰のために話すのか?」、「何のために話すのか?」「聞き手にどうなってもらいたいのか?」という話し手としての目的や願望に目を向けることでした。

話すということはある意味手段であって、話すことを通して相手に何らかの変化の機会を提供することが目的だという考えに至ったのです。それは、ひと言で言うと『相手のために話す!』ということでした。この考えを持ち始めると、「伝えたい!」という気持ちが強くなっていきました。

相手のために本当に大切だと思うことを熟考して準備していると、「早く伝えたい!」という気持ちにさえなってきました。驚くことに、話すことに情熱を感じられるようになってきたのです。「恐れ」を感じて嫌々話していたあの私が、「情熱」をもって喜んで話せるまでに変化したのです。

秘訣2:自分の「意識のベクトル」を聞き手に100%向ける

「聞き手の心を動かして何らかの行動を起こしてもらう」ことが、マネージャーが話す目的です。「話が上手いと思われる」ことが目的ではないのです。そして、この本来の目的を完遂するためには、話し手である自分の恐れ(相手にどう思われているか)などに目を向けるのではなく、「聞き手がどれほど理解しているか」を把握することにこそ目を向ける必要があります。自分の「意識のベクトル」を聞き手に100%向けるのです。もし、「恐れ」に目が向いているとしたら、意識のベクトルが聞き手ではなく自分に向いているということになります。

聞き手の理解度を把握することによって・・・話に対する聞き手の興味が薄いように見えたら、その話材について知ることの価値を伝えることができます。あるいは、聞き手が話の内容を理解し難いように見えたら、聞き手がよく知っていると思えるスポーツ分野の例え話しを加えることができます。さらに、聞き手の意欲を引き出す必要を感じたら、声を大にして感情を露わにして話すこともできます。

マネージャーは「聞き手の理解を促進して、より良い行動を引き出す」という目的に向かって話しをするべきです。そして、そのために最も重要なことは『聞き手がどれほど理解できているか』に目を向けることです。

秘訣3:臨機応変に話すことよりも、『準備をすることにこそ努力をする』

私は話すということについて、その場で臨機応変に喋れることが大切だという勘違いをしていました。どのような話題についても流暢に話せるということは、それはそれで素晴らしい能力だと思いますけれど、「自分はそれを求めてはいない」ということに気づきました。

また、自分が「情熱」をもって喜んで話せたのはどんな時かと考えたとき・・・それは、聞き手にとって「前向きな変化のきっかけになった」ときにこそ、大きな喜びを感じられるということにも気づきました。

さらに自己分析を進めていくと・・・、聞き手にとって「前向きな変化のきっかけとなった」話の多くは、長い時間をかけて準備したものであるということもわかってきました。それはつまり、私ができることは、話が始まってからのことではなく、準備の段階のことだということです。「誰に対して」「何を目的に(どうなってほしいのか)」、そして「どのような内容の話しをするのか」ということに時間をかけて準備することが最も役に立つことなのです。そして、この『準備をする過程』こそが、『伝えたい(話したい)』という情熱を高める大事な時間なのです。

「誰に対して」「何を目的に(どうなってほしいのか)」「どのような内容の話しを」するのかということに時間をかけて準備することが最も役に立つことなのです。そして、準備をする過程で、伝えたい(話したい)という情熱も高まっていきます。

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最後に

情熱を込めて話しをすることができますと、聞き手は真摯に耳を傾けてくれるでしょう。あなたの情熱が声のトーンやしぐさとして自然に現れて聞き手に伝わり、「あっ、この人は心を込めて大切なことを話そうとしている」と感じてもらえるのです。プレゼンテーションなどの技法は学ぶべき価値が十分にありますが、まずは「何としても伝えたい」という情熱を創りだすことから始めてみてはいかがでしょうか。

明日からできること

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